今回は小学校における学年委員の仕事について掘り下げていきます。
イメージは学生時代の「学級委員長」
まさに学生時代の「学級委員長」と同じような位置づけで、先生と連携してクラス全体をまとめる役です。
学年によって役割が分担されています
学年共通の仕事と、担当の学年のみが行う仕事に分かれているところが多いと思います。
仕事の量は、学校によりけりですが、広報や校外より学年担当のほうが気が楽という方もいますので、自身に合っているかの見極めが大事です。
1クラスから1名選出の場合、当然ながらクラスが1つだけしかない場合は1人で担当することになります。
以下、うちの学校の場合になりますが、参考になれば幸いです。
1、2年生
親睦会、給食試食会の開催が担当でした。
親睦会は体育館で体を動かす遊び、クイズ、歌を歌ったり。
別の年は教室で自己紹介、フリートーク中心だったりと、委員さん次第で変わります。
給食試食会は、試食会開催のお手紙作成や集金、当日の段どりを学校側と打合せ、開催後アンケートを取って、委員会で報告していました。
3、4年生
親睦会開催、ベルマーク集計。
親睦会は1、2年の時と同様、ベルマーク集計は、集まったベルマークを点数ごとに仕分る仕事です。
学年委員だけでは大変なので、他の保護者の協力も募っていました。
5、6年生
5年生は夏に3泊4日の移動教室(林間学校のようなものです)があるので、子どもたちが学校に戻ってきたときに渡す飲み物の手配など。
児童数が少ない年は、学年委員長が、歓送迎委員長も兼任していました。
6年生は、水泳大会や連合運動会(地区の運動会)への応援、帰校後の飲み物配布など。
秋ごろには、次年度執行部役員選出のため、推薦委員会の立ち上げと、委員長も任されます。
共通の仕事
全学年共通の仕事としては、連絡網の作成、学校からの連絡をメールで流したり、転校生の保護者のフォロー、次年度の委員決め、行事のお手伝いのお願いや、作業割り振りなどがあります。
昔は、校庭見守り当番(土日、校庭を遊び場として解放していたのです)なるものがあり、そのシフト表を作る仕事もありました。
次年度の委員決めは、その年によるのですが、学校公開日に集まって決めたり、LINEで全員つながっている場合、LINE上で決める年もありました。
LINEで決めるのはすごくよかったです。学年委員の方に個人的にLINEで希望を伝えて、希望者が複数いた場合は、LINEあみだで決めました。
学校に集まって決める場合、来ない方も結構いますので、不公平という意見が出る可能性があります。
ただLINEでも、全員スルーという可能性ももちろんありますから、やっぱりクラスの雰囲気によりますね。
最後に
保護者それぞれ事情がありますから、行事のお手伝いの割り振りなど、配慮が必要です。
正直、ぴったり全員平等!とはいきません。
平等を意識しすぎてトラブルが起きた年もありました。
協力できる人が協力しあうスタンスのほうが平和に終わることが多いです。
そして先述の通り、学年によって仕事内容が違いますので、親睦会の幹事は苦手、それならベルマーク作業のほうがマシという方もいるでしょう。
学年委員を引き受けるかもしれない可能性があるなら、そのあたりをよく考えておくと、後悔することもないと思います。
もし絶対、学年委員は嫌だと思うなら、広報部、校外部を低学年のうちから積極的に引き受けるのも方法のひとつです。