委員の決め方、どんな方法がベスト?

PTAの委員決め、みなさんの学校ではどのように行っていますか?

今回は専門部の委員決めについてです。

 

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 一般的な方法、くじ、じゃんけん、立候補

まずは挙手してくれる人を待ち、決まらなければくじやじゃんけんで決めるというところがほとんどではないかと思います。

今回は、くじやじゃんけんで決める場合の具体的な方法……ではありません!!

 

挙手制を推します

個人的には挙手制が良いと思っています。

なぜならくじなどで決められたことを「やらされる」のと「自分で選んでやること」では、意識が違ってくるからです。

 

PTA活動はほとんどの人にとって「気が進まないこと」になっているので、そんなことを「やらされる」なんてもっと嫌な気持ちになることでしょう。

だからこそ最初の段階で「気が進まないこと」だけど「やってみよう」という気持ちで引き受けたほうが精神衛生上いいのではと思うのです。

 

そのためには事前の説明が重要

「委員決めを行う側」にも、工夫が必要です。

これは私が役員のお願いをされたときにも思ったことなのですが、とにかく説明不足であることが多い。

学校によっては、PTA活動を載せた手紙やパンフレット、DVDを作っているところもあるようですが、私が子どもたちを通わせた学校では、こういった積極的な取り組みはなかったです。

 

なぜ説明不足になりがちなのかというと、活動の詳細を話すと敬遠する人がいるから、ということらしいです。

知らずに取り組んでもらって、何となく1年終わってもらえばいいという意識があるのかもしれません。

 

それぞれの事情を考慮する

委員決めの場で、できない事情を話さなければならない学校があるようですが、これは絶対やめるべきだと思います。

第一、そんなことを聞く人がいる活動なんて関わりたくありませんよね。

 

聞く側は「理由を聞かないとみんなが納得しない」という大儀のもと聞いているのかもしれませんがそもそも「みんな」って?本当に全員そう思っているか聞いたのでしょうか。恐らくそれは「仮想のみんな」です。

 

でも実際、積極的に反論はしにくいでしょう。なので、ここは同席している先生の協力も得たいところですが、そうもいかない場合は「プライバシーに関わることなので話したくありません」と伝えれば十分だと思います。

 

誰でもできる仕事なんだから平等に?

PTAの仕事は誰でもできることを前提に作られてるんだから、本来誰がなっても問題ないはず。だからくじやじゃんけんでいいのでは?という意見も聞いたことがあります。

 

こういう考えの人が多数だと、欠席裁判も起きやすくなるのでしょう。

確かにPTAの仕事のほとんどは、特別な知識がなくてもできるとは思います。

でも、それはこちら側が決めることじゃなく、当人が判断すること。

どんな簡単な仕事だったとしても合わないことだったら苦痛に感じますし、それは当人でなければわかりません。

あと問題なのは、仕事内容よりも関われる時間がそれぞれ違うことでしょう。

委員に決まったとしても仕事等の事情で関われる時間が全く取れなかったとしたら、意味がありません。

 

くじやじゃんけんがいい場合

それは「やる気や条件が同程度の人」が集まっている時です。

例えば委員候補者が複数いる、など。

 

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部長、副部長決め

学校によって正委員長、副委員長とも呼ばれます。

そしてその位置づけも学校によって決まってたり年度ごとに変わったり、さまざまだと思いますが、どちらにせよ、これもくじやじゃんけんではなく仕事内容を聞いた上で、引き受けられる人が引き受けるのがいいと思います。

無責任な人に決まってしまうと部員や執行部(主に副会長)にしわ寄せがいく場合があるからです。

 

どうしても決まらない!

委員が決まらない年ももしかしたらあるかもしれません。

近隣の学校で起きたことです。卒対の話なのですが、なんと引き受けた人が1人しかいない年があり、とりあえず、その1人がやれるところまでやってみようとなったとき、見かねた保護者がその人に声をかけ、その後少しずつ協力してくれる人が増えていき、何とかなったという話です。

 

困っている人には手を差し伸べたくなるという心理でしょうか。でも、それなら最初から委員をやればよかったのに、とも思いますけどね。

 

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決まらなかったときの想定

あらかじめ、委員の希望が出なかったときのことを話し合っておき、また、

執行部にも話をしておくと協力してくれるかもしれませんね。

 

うちの中学校の執行部ではよく「決まらなかったら兼任すればいいか」なんて話しています。それだけ委員の仕事が少ないから言えることなんですが。(あくまでうちの中学の話です)

 

また、保護者会で決まらなかった場合は、後日その場にいなかった保護者に声をかけて決まった年もありました。

 

~余談~結局好き嫌いで決まる?

ここからは、まだ委員を引き受けたことのない方は読まないほうがいいかもしれません(汗)経験者の私でも読んだとき暗い気持ちになったので…。

 

冒頭で挙手制の話を書きましたが、どうやら「立候補者は嫌われる」パターンもあるらしいのです。

それは前任者の好き嫌いが関与しているらしく「なんであの人でしゃばるの?」という印象を与えるようで、色々と文句をつけてやらせないということがあるみたいです。

そして「自分から立候補する人は応援する気になれない」(から引き継ぐ気にもなれない)という思いがあるらしく、また「くじで決まったからしょうがなく、子供のために引き受ける」というスタンスのほうが「応援したくなる」とのことで、そういう傾向が好まれるとも。

 

人間は感情があるから、そりゃ自分好みの人と一緒に仕事したいと思うのはまあわかりますが、でもそれを前面に押し出すのはどうなんでしょう?

だったら事前に決めて出来レースにしておいたら?とも思ってしまいました。

 

いろんな人がいます。

なので、PTAに関してはこのブログはじめ、さまざまな情報があると思いますが、本当に学校、先生、構成、機嫌、タイミング、時間、空気、いろんな要素が絡んで変化するものなんだなと思いました。

 

とりあえず、ここまでひどい話はほとんどないと信じたいですし、まだ委員を引き受けたことがない方は、過度な心配はせず、引き受けられそうなら前向きに取り組んでもらえたらと思います。