今回はPTAで使われる用語についてです。
PTA独特の用語がある
基本的にわかりにくいものだと思うんです、PTAって。
わかりやすくしてる学校もあると思うんですが、少なくとも私が経験した小・中はわかりにくかったです。
恐る恐る初めての委員を引き受けたところに、知らない用語が出てきたりすると、ますます不安になりますよね。
今回はそんな初めて委員や役員になった方の参考になれば幸いです。
自分に関係ありそうなものだけ知っておけばOK
全部網羅しておく必要はないと思います。読み進むにつれ一般会員~会長・副会長向けの内容になっています。
一般会員ならこのくらいで
とりあえず抑えておきたい基本用語
P会員、T会員
Pは(Parent/ペアレント)、Tは(Teacher/ティーチャー)
ちなみにPTAはParent Teacher Associationの略です。
P会員は保護者会員、T会員は先生会員ということになります。
知らない方も意外と多いのですがPTAって先生も会費を払って入っているんですよ。
卒対
卒業対策委員会の略。
これは保育園、幼稚園でも使う言葉なので知っている方も多いかもしれません。
おやじの会
父親の会、パパの会などと称されることもあり、ある学校とない学校があります。主に小学生の父親で構成される組織。有志を集めて結成される会なので、そこは一般的なPTAとの違い。
推薦委員会(選考委員会)
次年度の役員選出のために立ち上がる委員会です。
事前に推薦用紙を配布し、ふさわしそうな人の名前を書きます。
その後、推薦用紙をもとにこの委員たちが、役員候補の保護者に電話をしたり、直接声をかけたりして、スカウトするのです。
役員、委員を引き受けるかもしれないなら
次は会議の名称についてです。
事前にどんな会議で、おおよその所要時間なども知っておくと、予定も立てやすくなります。
常任委員会(運営委員会・実行委員会などとも言う)
大体月1回行われる会議で、校長、副校長、先生数名、執行部、専門部部長が集まり、
学校からの連絡、報告、各専門部からの活動報告、行事開催の際の、役割確認などが主な内容です。
総会
PTA会員全員のための会。
1年に一回必ず開くもので、欠席の場合、委任状が必要になります。
4月、5月に行われることが多い。
【内容】新役員、専門部各部長の紹介、年間活動予定、予算案など
臨時総会
一般的な定義としては、総会とは別に、臨時で開かれるもの。
臨時と謳ってありますがうちの学校では3月に毎年必ず行っています。
【内容】新役員の承認、活動報告、決算報告、監査報告など
部会(委員会)
各専門部が独自で行う会議です。打合せみたいなものです。
委員を引き受けた方は基本この集まりに顔を出すのみで済むと思います。
部長の場合は常任委員会にも出席します。
会議の名前は聞いただけで何となく想像できますよね。
ただ、私は最初聞いたとき大層な名前だなぁ、議員になったみたいじゃん!と思いましたが、結構共通点あるかもしれません。
役員、委員によって
家庭数
配布物が各家庭1部の場合、この「家庭数」を元に発行します。
児童(生徒)数ではなく、家庭の数。1家庭に1部の場合、きょうだいが同じ学校にいたら上の子に渡します。これは書記や広報なら使う言葉ですね。
Pちゃん、P子
そして、その配布物を持ち帰る上の子のことをPちゃん、P子と呼ぶ学校もあるらしいです。
私は使ったことないのでどういう使い方をするのかよくわからないのですが。「家庭数」のような使い方をするのでしょうね。(今度しれっと使ってみようかな…)
〇P
ここからはPTAの組織の名称に関してです。
PTAって、自分が所属してる学校だけではなく、市区町村レベル、都道府県レベル、ブロック*レベル、全国レベルと組織が大きくなっていくんです。
それぞれ名称があり、それらはよく略されます。
*北海道、東北、東京、関東、東海北陸、近畿、中国、四国、九州と9つのブロックがある
・日P(にっぴー) 日本PTA全国協議会、組織のトップ
・県P 〇〇県PTA (連合会または協議会)
・市P、群市P 〇〇市PTA(連合会、協議会)
・区P 〇〇区PTA(連合会、協議会)
・小P、中P 小学校PTA連合会/協議会、中学校PTA連合会/協議会の略
・単P 単位PTA、学校単位のいちPTA。
各学校のPTA会長は、市区町村連合会/協議会の会員も兼ねます。
この組織の中でも役員や委員活動があり、そうなると、自分の属する学校と、連合会/協議会の活動とで、かなり大変そうです。
でも、普段会社にお勤めの会長もいるのに、こんなに活動できるの?と疑問が湧きますが、副会長が代理で出席することが認められているので、ここで副会長のサポートが重要になってくるのだなと、改めて思いました。
こういった負担の大きさから、連合会等から脱退したいという考えが出てくるのは当然といえますが、実際はなかなか厳しいようです。
最後に
地域や学校によって呼び方が違うものもありますが、大体似たような名前になっていることが多いです。
そして、役員、委員になっても、よくわからない部分もあります。今回、調べてみて初めてわかったこともありました。
「関係ないから特に説明する必要ない」と言われたらそれまでですが、やはり説明不足だと、敬遠される原因になりかねないと思います。特に第一子入学の保護者の場合、不安が大きいと思いますので、運営側はより慎重に活動を伝える必要があると思いました。
参考元リンク
PTA(Wikipedia)https://ja.wikipedia.org/wiki/PTA#PTA%E9%80%A3%E5%90%88%E4%BD%93
PTAのミカタ
https://ptanomikata.com/rengokai/what
世田谷区立小学校PTA連合協議会
https://www.sesho-p.jp/glossary.html
日立市立小中学校PTA連合会
http://www.net1.jway.ne.jp/pta_info/jou_yougo.html
国会の委員会と本会議とは? 〜国会の仕組み、わかりやすく解説します!https://saygee.org/honkaigi-iinkai/