どんなPTA会長がいるの?

今回は実際に私が見てきた、会長になった人のエピソードを語っていきます。

 

PTA会長どんな人?




 

 

 

 
「学校の顔」として活動する会長職!実際どのような人たちだったか?

 

執行部の中で一番権力を持っていて影響力が大きいのは会長です。

どういうタイプの会長かによって、その年の負担が変わります。

 

それは大きく分けて2パターンです。



①積極的に改革を起こすタイプ

 

やる気があって改革や新しいことに注力します。

積極的に活動するためにはある程度時間が必要ですから、時間の融通がきく方が多いです。自営業者も多く、地元で商売をしている方なら地域の情報にも強いです。

 

どこに情熱を注いでいるのかによって180度変わる

 

積極性のある方と一緒にいると前向きな気持ちになれるものです。

ただ、その方向性によっては非常に大変な結果になりかねません。



積極的に拡大させる会長

 

これはどういうことかというと、PTA主催の行事に力を入れる、新規で行事を始めたりするタイプです。

基本的に「子どもたちのため」という大義名分のもと、全力で活動に取り組みます。

とはいえ、一人ではできませんから、他の役員、委員、先生も巻き込まれる形になってしまいます。

 

情熱があるということは伝えたい気持ちが強いので話も長くなりがち。

そのため委員会も長引き、書記も議事録作成に時間が取られます。

 

既存の行事に力を入れるだけならまだいいですが、新規で行事を立ち上げた場合、次年度も継続して行わなければならない場合が多く、数年に渡って影響が残ります。

 

実際、子どもたちにとっては楽しいものになっているので、その点は良いと思いますが、そうなると余計に廃止しづらくなりますね。

PTA行事大変



積極的にスリム化させる会長

 

PTA業務の効率化に尽力するタイプです。

 

既存の行事や、委員会の見直しを行い、なるべく保護者の負担を減らす方向に進めていきます。

会長挨拶も短く済ませることが多く、委員会もほぼ時間通りに終わります。

ですが、人によっては物足りなく感じる場合もあるかもしれません。

効率を重視しすぎると、PTAOBからは反対の声もあがるようですので、それをはねのけるメンタルが求められますね。

 

ただ、近年はどの学校もスリム化の傾向にあるので、よほどのことがない限りは支持されやすいと思います。

PTA室

 

 

②お飾りタイプ

 

役員未経験でいきなり会長!というパターンです。

 

PTAや学校のことなど何も知らないのに、口説かれて就任するということは意外とあります。

この場合、ママ友経由で打診されたパパが成り手になることが多いです。

 

そう、何も知らない状態でも、会長の仕事はできるんです!

 

ただ、この場合、副会長がベテランであり、手厚くサポートできることが多く、会長はこの副会長の言う通りに動くことになるので、会長自身はあまり負担に感じることなく任期を終えられると思います。

そして「会長ってやってみると意外と楽だよ!」と吹聴してもらえれば、PTAのネガティブなイメージを払拭することに一役かってもらえます。

PTA会長,パパ



学校によっては

 

これは実際目にしたわけではなく聞いた話なのですが、PTAはじめ、保護者間のトラブルが多い学校では、弁護士の職についている保護者が会長になるという暗黙ルールがあるようです。弁護士が執行部の中にいるというのは心強いですが、そんな学校のPTAはいろいろ大変ですね。

 

会長は男性、女性どちらがいいのか

 

もちろんどちらでもいいのですが、基本的に女性ばかりで構成される組織なので、男性が入るとバランスが取れていいかもしれません。

 

あと、境遇が違う人の意見のほうが受け入れやすかったりします。

自分と同じような境遇だと比べてしまいやすいからです。

 

例えば、フルタイム勤務同士だと、どちらかが「フルタイムだから時間が取れない」と言い出すと、もう一方も「私だってフルタイムですけど?」と不満を抱きがちです。

 

フルタイム勤務と専業主婦の場合なら、拘束時間の差は明らかなので(専業主婦ももちろん忙しいですが、時間の融通面を見ればやはりフルタイムよりあると思います)この場合は協力体制になりやすいです。

 

境遇の差、つまり男女差にもいえるということです。

同じ意見でも同性が言うのと、異性が言うのとでは伝わり方が違う場合があります。

 

特に年代が上の方々にはその傾向が強いです。

 

実際「会長は男性のほうがいいわよ~」と言っていたマダムがいました。

男尊女卑の影響があるのかもしれません。

ママ会長,パパ会長




最後に

重要なのは副会長との相性です!

会長と副会長は野球で言うところのバッテリーの関係。

二人の方向性が違うと執行部全体がギクシャクしてしまいます。

 

例えば効率化したい会長と、保守的な副会長など。もちろんその逆も辛いですね。

 

いくら会長の方に権限があるとしても、具体的に動くのは副会長であることが多いです。

あらかじめ方向性を決め、妥協点を探り、円滑に活動できたらいいですね。

 

積極的な会長は頼もしいですが、ワンマンプレイになっていないか注意が必要です。